気を付けて!自動車オークショントラブル

気を付けて!自動車オークショントラブル

前のページで自動車オークションのデメリットについて説明しましたが、相手の顔が見えないもの同士で取引をするので、やはり普通の取引と比べてどうしてもトラブルが起こりやすくなってしまいます。全てのオークションでトラブルが起こってしまっては、オークションのシステムそのものに問題があると言っても良いと思いますが、オークションで起こるトラブルの多くは、出品者と購入者がお互いルールやマナーをきちんと守ることで防げるのです。だから、オークションを行う際は、出品するにしても購入するにしても、オークションの仕組みやルールをきちんと分かっておく必要があります。それらを分かっておくことによって、取引を行っている最中に何か不具合が出てきてもすぐに対応することが出来るからです。

では、実際にオークションでよく起こるトラブルとはどのようなものがあるのでしょうか。一番多いトラブルから紹介していきます。まずは、名義変更のトラブルです。車を売却する際に、多くはその持ち主の名義変更をせずに車を売却しますが、誰かに車を買ってもらった場合、名義変更はその買った人にやってもらうことになります。モラルのある人なら車が手元に届いたらすぐに名義変更すると思いますが、たまに名義変更をせずに元の持ち主の名義のまま車を使う人がいます。名義をそのままにして車を利用するとどのようなことが起こるのでしょうか。このような場合、駐車場の料金や各種税金、違反時の出頭命令なども全て元の持ち主に来てしまいます。残念なことに世の中にはこのように悪い人もいるので、名義変更は確実にしてもらうようにしましょう。場合によっては、このようなケースを防ぐために名義変更を行うまでに保証金を一部預かるという方法もあります。

また、人間同士のやり取りなので、「言った」「言ってない」などのトラブルが起こることも考えられます。知り合い同士のやり取りならそれらも解決すると思いますが、ましてやオークションの取引をするのは赤の他人同士です。だからこそ、このようなトラブルが起きやすく、未然に防ぐ必要があります。車や家など高価なものの取引をする際は必ず行わなければいけないこと、それが車買取査定が終わり、実際に車を売ったり買ったりするための売買契約書を交わすことです。ここで使用する印鑑は印鑑登録された実印なので、確実性があります。色々なトラブルが起こる可能性はありますが、全て注意しておけば防げるトラブルだと思います。

by 不動産 ツール